それはそれ、これはこれ・・だけれど

うちにエサを食べにだけ来ていた一匹のメスの野良猫が
昨日、2010年7月18日、朝5時15分、小さな命を失いました。
多分、一歳にもなっていないはず。

飼われている猫と比べ、あまりにも短い命。

だけれど、最後まで懸命に生きたことを私は知っています。

先のブログの記事で、猫の話を書くとキリがないからと書きました。
「それはそれ、これはこれ」と。

けれど、小さな命が消えた今だけは別。
彼女が生きた証です。

うちが、この猫の最期を看取ることになった経緯のある程度は
先日のブログ記事「外猫に捧ぐ」に書いた通りです。


そして
あれから、母猫はずっとうちにいました。
と、言ってもほとんど寝たきり・・
ただ、驚いたのは初めのころ、ヨロヨロと起きて、そばにある猫用のトイレで用を足したのです。
飼われていたことがあるのでしょうか・・捨てられた猫なのでしょうか・・考えまい・・切なくなるから。

もう、治る見込みはないとわかっていました。
ただただ静かに寝かせてやりたい。安心させてやりたい。最期はちゃんと看取ってやりたい。

それだけでした。
5匹の子猫たちは裏庭と隣の庭とうちの室内とで遊んでいましたが
ふと姿を見せなくなり・一週間ほど前から2匹になってしまいました。

父親猫に着いて行って迷子になったのか・・気がかりだったけれど、考えないことにしています。
きっと誰かに拾われたのでしょう。
多くの猫が・・うちの猫たちもそうであったように、きっと縁があった人間と出会った・・そう思いたい。

母猫は
あんなに警戒心が強かったのに、私が身体をさすると大人しくなります。
身体がひどく匂うので、そっと目や鼻をお湯で洗ってあげても抵抗もしません。

身体は、こんなに痩せられるのだろうかと思うほど痩せて・・
ただ苦しそうでも辛そうでもなく、寝息も静かなのが救いでした。
時々、か細く鳴きますが、応えてあげると安心したように静かになります。
そういう状態が
何日も続き、何かあるといけないので、私は猫のそばに寝ている状態でした。

昨日、18日の夜中・・私はなぜかふと目が覚めました。時間は・・2時半・
夕べ12時半に寝たので2時間ほどしか寝ていないのだけれど
不思議に目がさえて、猫の様子を見に行きました。
何も変わったことがないけれど、息は本当にか弱い・・
タオルをかけなおしたり、声を掛けたりして過ごしました。

4時半を回ったので、いまさら寝なおしも・・と思い、シャワーを浴び、部屋に戻ってきて
再び猫を見て・・異常なし。
時々、深く息をして、またか細い呼吸を続けています。

5時10分を
数分過ぎたころ、普通に寝ていた猫が一度だけ「く~っ・・・」と小さな声を出して
伸びをするようなポーズをし・・そして次にもう一度寝ていた時の恰好にもどり
小さな息を二回だけして・・動かなくなりました。
まったく・・まったく動かなくなりました。
弱って死んだようにしていた猫だけれど、じっと見ると息をわずかにしていたのに・・
今は何度見ても、声を掛けても、まったく動かなくなりました。

5時15分。
母猫は天国に旅立ちました。
あまりに短い一生だったけれど、彼女は本当に最後まで頑張りました。

最後にうちに来てくれて、うちから旅立ってくれたのが何より私の中で気持のケジメが付きました。

ダンさんから「お疲れさま」と言われました。
私は猫に「お疲れさま」と言いました。

今、母猫は、うちのタロウや花子やほかの猫と一緒に裏庭で眠っています。
みんな、仲間にいれてあげてね。

野良猫や捨て猫の事で
言いたいことは山ほどあるけれど、今はやめましょう。
今は母猫の事だけを考えましょう。

名前は最後まで付けませんでした。母猫でいいでしょう。彼女は本当に最後まで
あっぱれな母猫でしたから。


そして
もうひとつ


プロフィールに猫のことを書いてありますが・・
近々、書き直すことになりました。
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by dansantokamisan | 2010-07-19 18:50 | 猫のいる風景