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昔のビタミン

「今日のビタミン集」の移行をちょっとずつ始めようかな。
前に読んでくれた人からは「なんだ、同じものじゃん」とブーイングが来そうだけれど
今までのビタミンと、これから書くビタミンをにまとめておきたいんだ・・どうしても。
どういう形で移行しようか、今、考え中だけれどとりあえず、気の向くまま少しずつ。


まずは・・
子供の小さい頃のエピソードかな。

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ああ勘違い(14.8.5 記)

家族で横浜から帰ってくる時の話。
調子よく走っていたが、不用意な事にガソリンが無くなりそうになった。
GSが並んでいる場所を通ったが、私達はカードで支払いがしたいので
Nスタンドを捜していた。
だが、捜している時は不思議と無い。
「どうしようか・・」
「Nスタンドじゃないとねえ」

「もう、ガス欠になるよ。まずいね」
それでも私達は執拗にNスタンドを探していた。
そのうち、さすがに まずいと思い
「じゃあ、しかたない。次のガソリン
スタンドで入れちゃうよ」と決定。

次の瞬間、後ろの席の娘が叫んだ。
「ダメだよ!ダメ~~!!」
私達はその悲痛な声に「???」

娘は今までNスタンドでしか入れたことが無いこと。
今も血眼になってNスタンドを探していることで
ガソリンというのは、会社毎に種類が決まっていて
違う会社の製品を給油して種類が混ざると、
化学反応を起こして、爆発するものだと思っていたらしい。

何を馬鹿な・・方向音痴は私と似ているのは承知していたが。

高速では絶対に止まる時以外、ブレーキは踏んではいけないと
思いこんでいた私とイイ勝負だ。

あの日の事は今でも時々話題にのぼる。
その彼女が今年の夏、免許を取る事になった。
なんだか、少~し心配だ。

                         娘はその夏、無事に最短距離で免許取得。
                         ただし、ペーパードライバーゆえ、
                         ガソリンスタンドには今だ一人で行った事なし。



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昔の「お受験」(?)(14.10.28 記)



ネット友人のお子さんが、就学年齢で、
私立の小学校を受験させるという。
いわゆる「お受験」というイメージではなく、
諸事情を考えての選択のようだが、
それでも、やはり合否があるのは事実だし、大変だと思う。

うちもそういえば・・大昔の事だけど、
未だに話題にのぼる話がある。
息子3歳3ヶ月。可愛くて、女の子のような子だった。

普段はとても言葉使いが可愛かった、
その事が大事な「前置き」です。

うちの子達は幸い、田舎に住んでいるので
「私立」の小学校などなく、選択の余地はなかったが、
幼稚園は私立が大半だったので、
当然すぐ近く(家の裏です)の私立を選んだ。
この私立、一応「面接」はあった・・といっても落ちる事は、まず無く、
先生との顔合わせみたいなモノ。

当日、教室の黒板の前に先生が二人、机に座っている。
そこに向かい合う形で保護者と子供が座るのだ。
順番を待つ、何組かはその後ろに並んだ椅子に座って待つ。

息子は始めのうちは平気だったが順番が近づくに連れて、
多少緊張してきたようだ。
本人にとっては生まれて初めての面接
静かに前を見つめている。
周囲の親子もシンと静まりかえっている。

前の親子が、先生からいろいろ聞かれて答えている。
「お名前は?」から始まり、とりとめのないこと。
それから、図形を書いたモノを出され、訊かれる。

「この形はなんといいますか?」
    「マルです。」
「これは、なんという形ですか?」   
    「シカクです。」

「では、これはなんですか?」
    「サンカクです。」

と、その途端
息子が隣の私に顔をグッと向けて、
目をまん丸にして大声で叫んだ。

「俺、サンカク、知らねえ!!」

後にどうなったか、私はよく覚えていない・・
ただ、楽しい幼稚園生活だけは送らせていただいた。

そして今は大学3年生。大学受験に
面接があったかどうかは記憶にない。

                           今は社会人の息子。
                           就職活動は勿論面接があったが
                           如才なく見事に切り抜けた・・・らしい。


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サンタさんへの手紙 (14.11.15 記)


クリスマスまであと一ヶ月を切った。
今では、夫婦のイベントのひとつに過ぎないが、子供の小さい時は、
世間並に商業ベースに乗って、様々なエピソードがある我が家。
当然、このページには、そのひとつを載せなくてはね。

サンタを信じさせられた(?)子供達の話は、
また雑記帳にでも詳しく書くことにして、
ここでは「サンタへの手紙」を・・。

息子が一年、娘が年少くらいの冬だったと思う。
娘が官製葉書を持ってきて、私に「サンタさんに出して」という。
見ると、鉛筆書きの、たどたどしい大きな字で
「わたあめがほしい」とあって署名までしてある。
こんな事初めてだ。
あ、「綿あめ」とは、その頃流行った「わたあめ製造機」の事。
コンパクトな家庭用の子供でも作れるものだ。

「はい。サンタさん、きいてくれるかな?」そう言いながら受け取ると、
傍にいた息子が「サンタさんに手紙が届くわけないだろ!
第一、ホントにいるかどうかわかんないんだぞ」と言って妹を怒らす。
私は二人に別に何も言わずに放っておいた。

妹の方はそのうち、何処かに行ってしまい、
その場に残ったのは息子とテーブルに乗った妹の葉書。
息子がポツンと私に言った。
「この葉書、出すの?」
「うん、一応ね」
すると、息子、
おもむろに葉書を手に取り何やらブツブツ、ごそごそ・・

あとで見ると、そこには妹の大きな字の横に
本当に小さく遠慮がちに、
でもしっかり署名入りで字が書いてあった。

「セイントセイヤがほしい」・・・

我が家の恒例「思い出の一コマ」でした。

(補足)
セイントセイヤとは、その頃流行ったヒーロー物の題名です。
たぶん、その人形が欲しかったのでしょう。
  
(蛇足)
こういう、大昔の葉書や日記は今でも大事に取ってあるのに、
昨年いただいた年賀状の1枚が見つからない・・
新住所が書いてあったはずなんだけどなあ・・
まったく保存のいい加減な私には我ながら参ってしまう・・

                      懐かしいですなあ・・
                       こんなカワユイ時代が子供達にあったなんて・・

                       今では二人とも、愛する人のために
                       最高のサンタさんになろうと頑張ってます。

by dansantokamisan | 2006-01-20 19:45 | 家族の話

長く続けたビタミンの画像が満杯になったのでビタミン2で継続中♪このブログは文字だけの備忘録用に時々更新


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